Japanese traditional paper - 和紙 -

かつて生活のいたるところに存在していた和紙。日本の文化は和紙を利用することで成立するものが数多く存在していました。しかし多くのものが高機能で低価格な素材に置き換えられ、時代と共に廃れていくモノとなり、現在に至っています。

しかし、和紙の質の高さは、国際的にも高い評価を得ています。奈良の正倉院にはおよそ1300年前の物といわれる和紙が残っているほどです。そのため、耐久性、保存性、柔軟性、安定性が高い評価を得て、国内は勿論、世界中の文化財の修復にも活躍しています。

felicienne(フェリシエンヌ)のアートパネルに使用している手漉きの和紙は重要無形文化財に指定されている京都府綾部市の「黒谷和紙」です。

「和紙の町」として800年の歴史と伝統を守り続け、職人が1枚1枚手漉きで作ることにこだわり、その技術が受け継いできました。手作りだからこそ生まれる不均一な模様や質感が黒谷和紙の味わいでもあります。和紙1枚ごとに表情が異なり、まさにアートパネルで製作させる製品は一期一会となります。

felicienne(フェリシエンヌ)は、黒谷の人たちと出会い、黒谷の和紙の文化に触れ、和紙への造詣を深めてまいりました。

黒谷和紙は、冬場の凍てつくような冷たい水によって作られます。その厳しい環境の中で作られるからこそ、何よりも美しく凛とした存在感を放つといっても過言ではありません。

黒谷和紙がもつ魅力にこだわり、その品質を伝える。黒谷和紙が生み出す温もりと優しさとその美しさは空間を彩り、私たちの生活に心地の良い、心豊かなひとときを与えてくれます。